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死んだつもりで考える生き方

棺桶に入ったことありますか?



昨年、OMOROBAの福薗ちよこさん主催の入棺体験ワークショップに参加しました。



このワークショップは、

人生の最後にどんな言葉を投げ掛けられさて見送られるか?

投げ掛けて欲しい言葉を自分で考えるワークがあります。





23歳の時に、祖父の葬儀にはじめて参列しました。

曽祖母が亡くなった時も、お葬式に帰省した記憶がありますが、小学1年の入学式の日だったので、子供過ぎて覚えておらず


しかし、次に身近な人が亡くなるのは大人になってから母方の祖父の時でした。


その時、当時町長をされていた方が、弔辞を述べて頂いた内容が30年経った今でも、深く心に刻まれています。


※↑イメージです




祖父は、宮大工の長男で貧乏な家庭だったそうですが、旧制中学を出ていて、いわゆる秀才だったようです。

近所の人には、貧乏人が学校行ってどうするんだと言われたそうですが、宮大工の曽祖父は、教育が大事だと考え、それこそ、母たち5人兄弟は全員高校を出ました。


まだまだ、中卒で集団就職する人が多い時代の鳥取の田舎です。



祖父は、戦時中、海軍で戦艦に乗っており五島列島沖で撃墜され、漂流していたところ奇跡の生還を果たしました。

イメージとしては、タイタニック号の沈没で助かったローズのように?




『教育』を受けさせることを大事にしていたので、祖父は終戦後

地元に戻り教育委員の仕事をしていました。

修学旅行に親がついてくるのは、うちだけだったと母が言ってました。(昔は教育委員も同行していたそうです笑)



その後、梨の果樹連の組合長を長年務めておりました。



そこで何を成し遂げたのか?



木箱で発送していた二十世紀梨を

今では当たり前のダンボール箱📦にいち早く切り替えたり、鳥取県赤崎町(現琴浦町)の梨は天皇献上品としてのブランドを確立しました。

(今は違います)



梨だけでなく、エリザベスメロンやミニトマトの生産を早くから着手していたのは、祖父の功績だったそうです。



正に、今でいうマーケティング戦略を立てて、営業していたんだと思います。




お陰様で、亡くなる4年ほど前に

黄綬褒章を頂きました。


私も、農林水産省の講堂での授与式に参列させて頂きました。


祖父がどのような経緯で

褒章をいただいたのか?

その時はわかりませんでしたが


葬儀の弔辞で、当時の赤碕町長が

長い長い巻き紙に認めておられました。


何度か読み返す機会がありましたが、その弔辞を読み涙が流れました。

今、思い出しても泣けてきます。



私は何を残せるのだろうか?



おじいちゃんに会いたい…😭

おじいちゃんならどうやる?

って相談したい!


23歳の時は、単なるOLだった

でも、今こそおじいちゃんに

聞きたいことが山ほどある!



これからまだまだ長い人生で

褒章を貰うことは絶対ないでしょうが


どんな貢献をして

周りに惜しまれながら

一生を終えるには?



入棺体験を通して、

人生の最期の最期に

どう思われて今世を終えられるか?



他人軸ということではなく、

自分に何ができるか?


私のお葬式には、

泣き笑いで見送られたい!



泣いて見送られるんじゃなくて

こんな人と知り合えて良かった!

笑顔でご機嫌に、

『えみちゃん、ありがとねー楽しかったよー』

って見送られたい!



それを実現するには、

今、どんな人でいるか?

どんな行いをするか?




相手にとって良いことをすることで、

自分にとってもよいことが

帰ってくる関係性ができているか?



相手から帰って来なくても、

恩送りができているか?



人生常に順風満帆なんてことはありません。



何度も苦難が訪れる

今も、大変な状況ではありますが…



困った時に、助けてくれる

仲間がいるか?



無一文になった時に

ご飯食べさせてくれて

泊まらせてくれる人はいるか?




金持ちより、人持ちになれ



世の中は、持ちつ持たれつ



みんながいい時ばかりじゃない


でも、どん底が続くわけじゃない



人生、楽ありゃ、苦もあるさ🎶

涙の後には🌈も出る🎶

まさに、水戸黄門



棺桶に入ると、色々なことが

頭を過る





本当に死んでしまったら、

何もできないけど



死んだつもりで、棺桶に入ったら?

終わりを見据えて

逆算で考えてみる




死ぬまでにやりたいこと

やり抜きたいことはなにか?




困った時に、助けてくれる

仲間に出会えているか?



自分が困ってる仲間を助けられる人でいられるか?




これは、若い人にも伝えたい!



日々の積み重ねが大切


どんな経験を積んでいくのか?


これからたくさんの人と出会う中で

どんな人間関係を築いていくのか?




反面教師になる人もいるでしょう。



でも、見方を変えれば、学べることも多いはず。

どう捉えるか?です。



これから先のご縁を大切にできると思います。



機会があったら、是非、入棺体験をしてみて下さい!

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